1998/08/08 ラクダはラクか!?ツーリングだよGrenadiers!
1998/08/12 にっちゃんと合流するため、あわててどこかに向かう。
明日には、にっちゃんと合流しければならない。
だが、携帯電話がある時代ではないため、連絡のとりようがない。
にっちゃんは、能登付近にある道の駅に向ってるとの情報をシンヤから聞きそこへ向かうことにした。
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大変だ、大変だ・・・起床。3回目。 3日連続、しげちゃん耳に汗が入って、洪水の夢にうなされ目を覚ます。 |
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スターライトホテル。 今考えると、大雨降ったら危なかったかもしれないな。 |
海岸沿い下道を行けば、いずれは能登に着くだろうってことで、ひたすら海岸沿いを進む。
しかし、海岸に沿い過ぎて気が付くと海水浴場の中に入ってた。
ビーチパラソルとかシートひいてる真ん中を革ジャン革パンのままバイクで割って入って、抜けたら洞穴で行き止まりに。
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せっかくだから洞穴探検。 フナ虫がいっぱい出てきて、意気消沈。 |
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鉄橋の下で休憩 しばらく眺めたり写真取ったり高いと言ったりしてた。 使ってないと思ったら本当に電車が通っててビビった。 昔、脱線落下事故があった鉄橋だと判明。 |
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まだ全然余裕。 こんなどこだかわからん場所で記念撮影しちゃうぐらい余裕。 |
さらに、日本海沿いを北上。途中木更津のシンヤに電話するため電話ボックスに入ると、小さなサイフを拾う。
サイフの中に書いてある住所を探すが自分が今ドコにいるのかもわからないので断念。
読書カードに書いてある「みゆき」という名前を頼りにあたりを探してみると、あきらかに財布なくしてがっくりしてる女の子を発見。
「みゆき」と呼んでみると振り返ったので、財布を返す。
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みゆき、あい。 この二人に道を教えてもらい聞いた事ある天の橋立に向かう事にする。 |
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痛恨のイイトコ見せようゴケ 二人に手を振られながら出発しようとしたら、かげがイイトコ見せようゴケしてスピンする。 爆笑しつつ写真を撮ってからみんなで起こす。 グレナディア、カッコ悪く去る・・・・ |
夜まで走り続けるも、天の橋立には着かないで細川ガラシャの滝に着いてしまう。
かげ:「この先、滝があるらしいからそこで今日はキャンプしよう。」
しげちゃん:「ふざけんな!こんなところでできるわけねぇだろ!なんだよ!ガラシャって!いい加減にしろ!」
けいすけ:「隠棲の地ってなんだよ!絶対やばいよ!」
かげ:「そうかぁ?この先ちょろっと行ったとこみたいだぞ?見てくるわ。」
かげが、沢に入っていく。
しげちゃん:「なぁけいすけ、絶対やばいぞ。あいつがここでやるって言い出したら、ぶん殴ってでも反対するぞ。」
けいすけ:「わかった、そうしよう。この山にはガラシャの怨念が・・・。
きっと悪い奴に閉じ込められて、死ぬまで出られなかったんだよ・・・」
しげちゃん:「ぎゃぁぁ、お前なんで今そんな、恐怖空想物語発表しやがる!?ぶん殴るぞ!」
かげが、沢から戻ってくる。
かげ:「・・・ちょっと無理っぽいな。他いくべ。←(かなり怖かった。)」
しげちゃん、けいすけ:「そうしよう!」
でもって、ガラシャの滝をあとにし絶対迷ってるのに迷って無い事にして山の中をさまよう。
山を抜けると、小さな町に出た。が夜中なので明かりはほとんどついていない。
たまたま自販機の前で地図を見てると、北京都信用金庫の看板を見つける。
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ホクトシンキン ホクトシンキンと書いてあり北斗神拳のポーズで写真撮る。 夜中1時過ぎてる。 |
このあと数時間走り、ついに天の橋立到着。
日本海沿いなのに天の橋立近くのみ京都と書いてあり京都はイイトコ取りでズルイと結論が出る。
文句言いつつも、夜中なのでサッサと橋立を渡ってみるがまわりは良く見えないで足元をものすごい速さで走り抜ける、
白いお化けを見てしまい、ビビりモードに突入。
ビビりモード中なのに、道の高い壁の上に人が寝てるのを発見し、「まだわかんねぇ、まだわかんねぇ」とビビりながら通り過ぎる。
地図を確認し、明日の合流地点までかなりあり、今更間に合わないかも知れない事に気付いたため、寝ないで進む事に決定。
海沿いに走ればいつかは能登なので行けるトコまで行く事にする。
けいすけが居眠り運転を始め、海に落ちそうになったり、対向のトラックにも轢かれかけた。
徹夜走行をあきらめて国道沿いのトンネル近くのゴミ捨て場に急遽テント設置、2分でテント建てて1分で寝袋に入る。
テントの外に電子音を発する虫がいるなぁと思いながら気絶するように就寝。
1998/08/13 にっちゃん合流。
幹線道路らしく早朝からトラックの爆音の連続で起こされる。
昨日は全然気が付かなかったが目の前がラブホテルだった事に大笑いする。
しげちゃんが、昨日の晩に買っておいた肉を使う時が無かったので捨てようとするが、
かげが多少痛んでも焼けば食えると言い張り、にっちゃんと食べる事にしてバイクに積み出発。
下道を能登方面にひたすら走り続け北陸道に乗り距離を縮める。
ようやく能登の近くらしい海沿いの休憩所に到着。
にっちゃんと時間とか場所の詳しい打ち合わせをしてない事に気付きシンヤに電話をして聞いてみると、
しんや:「にっちゃん、今朝大雨の中、そっちへ向かったぞ。」
と聞き、いつになるかわからないとゆう事になり焦る。
ちなみに俺達は雨になんか最初の一日しか降られて無いのに雨ってど〜ゆ〜事?と不思議に思った。
後で知ったが俺らを追いかけるように台風が来てたらしい。でも全て奇跡的に回避したらしい。
いつくるかわからないにっちゃんを待つ為に寝る事にしたが、
その瞬間、見慣れたバイクが快晴の中カッパ着て入ってきた!
奇跡的にドンピシャ合流。話を聞くとドシャ振りの中ノンストップで走り続け、雨が上がってもカッパも脱がずに来たらしい。
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にっちゃん合流 合流後、千里浜へ向かい砂浜をバイクで走ってみることにする。 そのあとヤセの断崖ってところに向かう。 |
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大入り 「ピャっときて大入り。」 合流したにっちゃんに説明。 |
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でもよく会えたな? 携帯電話なしでよく会えたよ。ほんと。 |
ちり浜って浜に行く。砂浜なのに標識があってホイールスピンして遊ぶ。
そのうち、かげが調子に乗り過ぎてロデオみたいな連続ハイサイドになって、とうとうシートから跳ね跳んだが、
偶然落下地点にニンジャが戻り、ちょうどシートの真上にかげが乗っかって、ハイサイドおさまる。
後ろでそれ見て、ビックリゴケ寸前になったしげちゃんが猛然と怒り狂った。
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ヤセの断崖。 なぜか、記念撮影を求められ応じる。 ヤセの断崖でしばらく休憩し、そのあとあたりを散策。 海に面したがけの上から、でっかい石を投げ込んで遊んだ。 ドッポーーーンと鳴るのがオモシロくてやり過ぎて時間忘れ焦り始める。 |
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能登島にわたる。 キャンプできるところを探し、半島グルッとまわって真ん中の能登島に渡る。 以前行った人参唐竹公園を目指す。 |
以前キャンプした海沿い公園が夏だけキャンプ場になってる。
受付とか区分けとか色々面倒なことになっていて驚いた。
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穴を掘ってかまどを作る。 あたりに転がっている石をあつめてかまどを作ったが石が少ないので、 穴を少し掘って周りに石を並べることにした。 翌朝気づいたが、かまどに使った石は、区画の目印だった・・・ |
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せっかくすごい肉を買ったのに食わずに破棄。 にっちゃんと食べようと思った肉は炎天下に2日もさらされて変色してて凄い悪臭。焼くまでもなく破棄。 しげちゃんのバッグごとダメになった。 |
かげが積んでいた生卵も同様だったが、焼けば食えると思い鉄板の上に割ってみる。
グレ:「ぶぉおおおおおぉぉおえぇぇ!」
当然、腐っていて食べれるわけがなかった。
明日は、黒部に向けて移動することにする。