2000/08/12 夏休み四万十川最後の清流だよ!Grenadiers!

四万十川。日本最後の清流と言われる川である。どでかうなぎがいるらしい。

しかし、えの情報によるとすでに汚れ始めて清流では無いとか言っちゃってる専門家もいるらしい。

なんでそんなこと言うんだ専門家。言わなきゃおれらにはわからないんだから黙っててくれればいいのに。

2000/08/12 ツーリング初日、AM05:30集合。岐阜の山の中で無理無くキャンプ。
2000/08/13 岐阜から四国へ向けて出発。四万十川で無理無くキャンプ。
2000/08/14 四万十川で無理無く思いきり遊ぶ。うなぎを獲って食う。
2000/08/15 四万十川出発。帰路につく。岐阜の山の中で無理無くキャンプ。
2000/08/16 岐阜出発。自宅へ向けて無理無く帰る。

四国で遊べるのが1日しかないのが気になるが休みの関係上しょうがない。
また台風が四国へ一直線に向かっているのもやな感じ。


出発前日の天気図。台風直撃予定!

ぶっ壊れしげちゃん以外はこの台風で前日まで中止と思っていた。が、一応しげちゃんに連絡をしてみると、

かげ  :「ツーリング行けそうか?」

しげちゃん:「おう〜ん・・いくっぺぇ・・・でもタイヤがなぁ・・・」

かげ  :「(うわー。完全に電池が切れてんな。っん!いくのかよ!?)おれのドゥオーモ使うか?」

しげちゃん:「だいじょぶだっぺや・・・パンク修理剤入れて何とかするよ・・・」

かげ  :「いくんだな?じゃあAM06:00芝浦PA集合な。」

しげちゃん:「あいよぉ・・・・・」

前日、しかも19:00近くなったときにいきなり強行決定。

会社の人達に休みに入ることを告げ、えの、Shinyaが整備してくれた、「GSX1100S刃」を取りに行く。

どうだろう、刃の調子は。走ってみるといい感じ。行ける!これなら四国!

今回の参加者は、以下の通り。

しげちゃん:GPZ1000R Ninja

えの    :GPZ900R Ninja

けいすけ :ZRX1100

かげ  :GSX1100S刃


海老名SAに集合

まあ多少の遅れはあったけど、なんとか海老名に到着。すでに渋滞してる。

売店の前を走ってくると、おう!いた!Miyaだ。またしてもはえーな。

淡々とバカ話をして時計を見ると8:00すぎ!せっかく早く集まったのに・・・・・・・。

今回は、みんなで買ったビデオカメラを持っていく始めてのツーリング。はたしてどんな映像が撮れるのか?

では、いざ四国!本日の目的地、岐阜のどっかの山の中へ!

出発前の集合写真

はたしてこのノリノリ具合がどこまでもつのか?

まあこの時点で、ぶっ壊れしげちゃんもかなり回復したからまあいいか。

では、出発!

浜名湖まで来てみた

まあここまでは、楽勝だ。

全然いつも通り、しかしずっと渋滞だ。

車で来ている渋滞ファンの人達は平気なんだろうか?

休憩でのバカ話が長すぎてほとんど車と同じペースだったりする。


名古屋を越えて

しかしまあ、よくこれだけ車がいるもんだ。

バイクはすり抜けでいけるからまだいい。しかし!

それは関東での話。名古屋を越えたら、すり抜けられない。

渋滞中の車の間が狭すぎる!

なおかつダブルで東急ハンズ。

多賀SAで渋滞に嫌気がさし壊れる。

いいかげんつかれた。

ここに来て疲れが吹き出しついに故障、

「高速道路を24時間走る会 Grenadiers」

そんな会には入りたくない。

一人横になり、二人横になり。

とうとう寝ちゃった。

しげちゃん:「ちょっと横んなってみぃ」
えの:「うひょ〜。らくだぁ。」
しげちゃん:「ほら、空を見てみろよ。なんかよくねぇ?」
えの:「いいねぇ。寝ちまう」

おやすみ。Grenadiers

そのとき見てた空

うーん、台風はどこ行ったか?

しかしこのままだと、本日の予定は通り越してるもののキャンプとかどうにもなら無い気がする。


走りつづけるGrenadiers

・・・・行き過ぎてる。

なんでこんなとこまで来てるのか?岐阜だろ!岐阜!山の中で無理無くキャンプするはずだったのに。

名古屋を越えてしまっているためすでにキャンプできそうな場所を高速SAで手に入れた1:500,000の地図じゃ探せない。

どうするか。しかし渋滞してるとこに戻りたくも無し。じゃあ、みんなで考えよう。

ちょっと長めの休憩を取ることにして、計画を検討してみる。しかし出てくる話はいつも通りのバカ話ばかり・・・・・。

しかたない。つぎ行ってみよう。もう一つ行ってみよう。まだわかんない。もういっこ行ってみよう。ってな感じで琵琶湖の下まで来てしまった・・・・・

渋滞も最高に殺気立っているので、食事、充電、バカ話の超超超ロング休憩とする。

目的地をきめる。

目的地は、神の声にて決定。

こんな事、悪ふざけでしたらダメだ。

当然、動くわけないし、目的地も決まらない。

渋滞情報を見てがっくり。

すげ!全部ついてる!奇跡だ。

Grenadiersの向かうほうが全部渋滞!

これいくの!?すりぬけで!?

もうやだぁ・・・

NHK思い出のメロディにくぎづけ。

しばらくTVみて現実逃避していたが、そんな事してる時間ではない事に気付き出発する事にした。


やべえ!遠いじゃんか!四国!しかもでっけぇ!

Grenadiersついに、四国が出ている地図を手に入れる!

どれどれ。四万十川はどこか?、ん?ないぞ?もしかして・・・・・・・・。

やべぇ!四万十川って四国の南側にあんのか!うっわ!しかも四国でかいじゃん!

淡路島から四万十川までかるく200kmぐらいあるじゃんか!?

つかなかったらどうしよう。!ついたとしても帰れ無い気がする・・・・・・。

過酷なすり抜け60Km

結局渋滞の中をすりぬけて、なんとか神戸までたどり着いた。

やっと高速道路をおりて下道を走行。

そういえば、ランタンのマントルが無い。どっかで買っていかないと真っ暗闇でキャンプになってしまう。

と、そこに都合よくアウトドアショップ発見。超ラッキー!

しかし、持ってきたランタンに合うマントルは悲しいかな売り切れ。仕方なく似てるのを買ってみる。

なんだか知らんが異常に安いな。6人用テントが¥12,000で売ってる。

椅子¥200て!もういいだろ!くれちまえそんなもん!

もう今日は、走れるだけ走るだけだから、あせる事も無い。休憩休憩。するとしげちゃんフラフラとどっか行っちゃった。

しばらくして、慌てて戻ってくると

しげちゃん:「神戸発見!あれは神戸だよ!」

かげ:「なんのことよ?」

えの:「なんか見つけたのか?」

しげちゃん:「写真だよ!カメラもって来い。」

カメラを取り出し、しげちゃんがすすむほうへ行ってみると・・・・・・・

しげちゃんのイメージで神戸とは!

どうやら、レストランらしい。

しかし、だだっ広い庭だ。

胸をときめかすえの。へんな角度で夜空を見上げるしげちゃん。

実にロマンチック。

心の中でシェフお任せコース¥10,000をたいらげてるに違いない。


いよいよ明石海峡大橋

神戸でのロマンチックに成功し、先ほどのアウトドアショップの従業員に声をかけられ、今後の経営方針の相談にのる。

経営方針が決まったところで、目指すは淡路島。

渋滞の中をすり抜け続け、ついに明石海峡大橋の手前、垂水PAまでたどり着く。

これから、なんとも難解な説明が書いてある垂水JCTをぬけ、てっきり心臓の図かと思ったぞ。

まあいい。橋を越えて淡路島に上陸する事になる。

この時点で、すでに2日め突入。

早くテントを建てて宴して寝ないと、今日1日が無駄になり、明日以降も無駄になる可能性が非常に高い。

ひとまず神戸淡路鳴門自動車道をおり、コンビニを探す。そしてビールを飲みたい。

するとコンビニの看板発見。6Km先。よっしゃ酒有ってくれ!

しかし・・・・・・・

置いてない。酒、置いてない。店員に聞いてみるも空しく、酒売ってるとこは、この時間では無いとの事。

SAKEGANOMITAI!!

ガッカリ肩を落とし、とりあえずキャンプできるところを探すGrenadiers。

おうっ!淡路花博会場発見!写真だ!写真だ!

花博会場前で記念撮影。

なんだ?酒は?もういいのか?

おや?なかから車が出てくる。

もしかして、入れるのか?

夜咲く花も有るから夜もやってんだろか?

AM02:00だぞ!?

スタンドでお酒売ってるとことキャンプできるとこ情報GET!

花博会場の先で、ガソリンスタンドによる。

そこで、お酒情報とキャンプ情報を入手。

無事コンビニおつまみで宴会開始。

しげちゃんが半裸なのは、公園の水道にて行水したためである。

知らない人なら近づくことはできないであろう。

翌朝、鍋を洗いに行くはずが・・・・

トランポリン発見!おもれー!目が回る!

早朝から飛び跳ねる事に夢中になることに成功。

飛び跳ねるのおもしろい。びよよよよよ〜ん。

しげちゃん、この硬いトランポリンでひざから落ちて皿激痛にて墜落。

なかもとこうじみたいにはいかないな。

朝食はカップ麺

ゆっくり飯食ってる場合じゃない。

今日中に四万十川に行かないと、今日も無駄になってしまう。

初日無理してここまで来たんだ。時間を有効に使いたい。

でも、無理だろうな。そういえば台風どこいった?

晴れてる。あの呪文ほんとに聞くのか?


やっとフェリーに気付く

そそくさと荷物を積み込み、いざ四万十川へ!

地図を見てみると、今日もかなり走らなければならないことを認識。

そのとき、地図上に本州からのフェリー航路が無数に有ることに気づく・・・・

フェリーだ!フェリー使おう!帰りはフェリーだ!

予約もせずに、帰りはフェリーだと心のそこから思いこみ、急に元気になる。

でも予約しといたほうが、確実なためフェリー乗り場へ向かう。

向かうと言っても、キャンプした場所がフェリー乗り場の真横だったので、数秒でフェリー乗り場へ到着。早速東京便の確認。

ないじゃん。ここからは、東京へフェリーが出ていない。ここから出てるのは、大阪の関西空港までだ。

だめだ。俺たちは安全に帰りたい。大阪通ったら危ない。

もう一度地図確認。徳島だ。徳島から東京へフェリーが出てる。

そして、Grenadiers、帰りのフェリーを気にしながら徳島へ向かう。

もしフェリーが取れないと、「高速道路を24時間走る会」、御入会。

もしフェリーが取れると、東京までの20時間、フェリーで大好きなバカ話と宴会全開!

そして甲板に出てロマンチック。絶対こっちのがいい!

一行は、四万十川の事も忘れ、鳴門の渦潮をこえ、一目散に徳島フェリー乗り場へ向かう。いつのまにか四国上陸。

帰りの事が気になって、感動もなにも無い。

俺たちはなにしに来たんだ!?帰りに来たのか!?

そして意味わからんのは、さらに続く。

徳島市街を走るとホームセンター発見。ランタンのマントルを購入。

ついでに、今日の夜の為に折りたたみクーラーボックスも買う。

これいい。氷さえあればキンキンに冷えたビールが呑める。

そして、フェリー乗り場に行かずにいざ四万十川へ。

電話してみたところ、2000/09/02の便まで、びっちり予約入ってる。俺たちの乗るスペースなんてどこにも無い。

忘れよう。フェリー。大きくいフェリー。俺たちのれないフェリー・・・・・・。

四万十川の支流、滑床渓谷へ

帰りは帰りに考えるとして、四万十川の支流の滑床渓谷を目指す。

今このレポートを地図を見ながら書いてるが、ほんとに行きたかったのは、滑床渓谷ではなく、成川渓谷だった。

俺たちはフェリーに乗れない。これが変わらなければおもしろを満喫できない。

効きすぎる呪文のため、台風は四国手前で90度ターン。関東地方へ向かっていったようだ。

台風はやだけど、夕立ぐらい降ってもいいような気分。暑すぎ!猛暑のため休憩。涼しくなってから移動開始する事にする。

時間が無いのにその時の雰囲気のみで休憩しちゃうところがバカであり、非常に弱いGrenadiers。

すでにえの、しげちゃんのニンジャアップハン地蔵乗りコンビは、ケツが終わっている。

誰もが、ここでこんなに休憩をしていいのか?と疑問を感じ始めたころ、自然と無言でバイクへ向かう。

暑い。でも行かなきゃ。ケツ終わり。でも行かなきゃ。

仕方なく走り出してみるが、海老名でのノリノリ加減は、微塵も無い。

カンカン照りの中、意識もうろう走りつづけなんとか愛媛県の南のほうにたどり着き、やっと四国に着いた気がする。

でも、まだ滑床渓谷まで50kmぐらいはある。そんなに行けるのか?

大洲ICにて。

高速道路を降りて、そういえばツーリングだった事を思い出す。

俺たちはバイク便じゃないんだ。

面白い旅をしなければ来た意味が無い。

この先で道を間違え訳わからなくなるが、しげちゃんについてったらあってた。

やっとツーリングらしいことしてみる。

なんとか目的地に近づいてる様だ。
すると、しげちゃんが急停止。

しげちゃん:「なんかすごくねぇ?あのやま。きっとラピスとか掘ってんだよ」
かげ:「写真撮っとくか」
えの:「うわ!あの山の途中にユンボがいる!」

けいすけ :「川が見れるかなぁ?」                       

好き勝手に、ツーリング気分を盛り上げる。

道に迷い道の駅で地図購入を企てる。

売ってない。
そういえば高速降りてからコンビニ見て無い気がする。
1:670,000の地図じゃ・・・

でも無いから仕方ない。
なんて、諦めかけた時!あしながおじさんあらわる。
超太っ腹おじさん。
俺たちの無計画無鉄砲冒険旅行を話したら、
グレ財布に¥10,000入れてくれた!

遠慮せずにいただく事にして、記念に写真とってみる。

買い出しできるのか?

あしながおじさんに教えてもらった道を走りつづけ、ちょっとツーリング気分♪

しかし辺りは、すでに日没後の夜の匂いが漂い始めている。

途中、行き過ぎだと勘違いし来た道を戻ったり、戻って行きすぎたり。無駄に時間を使いまくり夜をむかえる。

まずい!買い出ししないと今日も最悪のキャンプになってしまう。するとどうだろう。どうにか滑床渓谷の裏側に来ている様子。

なんか、焚き火の匂いもしている。峠道の脇にバイクを停めて辺りを見まわすと、川原でキャンプしてる明かり発見!

着いた!ここだ!でも誰もキャンプしてない所のほうがいいなぁ。もう少し行ってみるか。

危うく、かげの勝手な判断で林道に入るところだったが、超商店発見である。時刻はPM08:03分!だめか!?

みんなでスーパー入り口の作動終了してる自動ドアの前に仁王立ち。すると店主がでてきた。

店主:「いいですよ!どうぞ!」

グレ:「うわーい!ありがとう!おっしゃ買い込め!」

やさしい。親切だ。四国!ここでたんまりと食材と酒を買いこみ、ついでに滑床渓谷までの道も教えてもらう。

いやー!ほんとによかった。あとは、滑床まで行って場所探してキャンプすればいいんだ。

そして買いこんだ食材を持ってバイクに戻ると・・・・・・。

つめるわけがなし・・・
すでに満載、過積載!積む事できたら拍手喝采!

語呂がいいので採用。

その上、この食材はつめねえだろ。いくらなんでも。しかしここから滑床までは、30kmぐらいあるらしい。やばい、往復してたら明日になってしまう・・・

ゆっくりいけば落ちないだろうって事で、ミラーや、手に袋を引っ掛けて走ることにする。

それ所ではない。えの、けいすけにいたっては、満載の荷物の上に袋の端っこを結んだだけである。

したがって、ここから30km徐行決定。

しかも教えてもらった道は、さっき来た道であった・・・・・・。

そして真っ暗な山道を、走り続けついに目的地、滑床渓谷に到着。判ってると思うがさっき説明した通り目的地は成川渓谷である。「な」しか合って無い。

来る途中の暗闇は、なかなかいい感じであったが上まで来てしまったらそこは、駐車場ありホテルありのまったく俺たちがテントはって馬鹿騒ぎできる様な所ではなかった。完全にへこんでうごけなくなるGrenadiers。

しげちゃん:「俺がもしホテルの従業員なら、朝一番でテントけり壊すね。」

しかしここで、無言のまま朝を迎えても貴重な体力を無駄に使うだけなので、最後の力を振り絞り何とか別の場所を探してみる。

来る途中の闇の中にキャンプできそうな場所は無いか?少し戻ってバイクを停め耳を澄ましてみると・・・・聞こえる!川の音が!

暗闇にマグライト一本で侵入していくかげ。なんとかテントがはれるスペースを見つけ今日のキャンプは、滑床渓谷手前の林の中となる。

キャンプの準備。

火をおこすけいすけ。水を汲みにいくしげちゃん。
米を研ぐえの。写真撮影、かげ。

このヘロヘロ加減。

ここはバイクを止めた場所から、40mぐらい獣道を降りてこないとこれない。

しかも荷物が多く一人三往復ぐらいしないと運べなかった。
ひっそりと、自分達のバカさにあきれてバカ話する元気も無く寝てしまう。まったく楽しめない2日目の夜・・・・。

翌朝の川遊び

案の定、食材は買いすぎていた。とてもじゃないが食べきれない。ひとまず朝飯の支度をし今日はどうするか検討する。

当初の予定では、四万十川で泳ぎたい奴は泳ぐ。走る奴は走る。そしてうなぎを捕るであったが、そんなことができる場所ではない。

道が狭すぎて走ってもつまらない。うなぎは居そうもない。できることは泳ぐ事ぐらい。でもそんな事してると今日の夜もここになってしまう。

でも、みんなすでに体から異臭を放っている。今日は、ここで泳いで、さくっと出発しよう。
ほんとなら泳がずにさくっと出たほうがいい時間だが・・・

結構きれい。

ここがキャンプした場所すぐ脇の四万十川の支流。

でもうなぎは居なそうだ。

ノリノリえの。

えのだけではない。

全員がノリノリで川に向かう。

水着を持ってきているのはえのだけな為、他はパンツで入ることにする。

誰も居ないし。

水は冷たい。

足をつけてみるととても飛びこむ気にはならない温度だった。

しかし、滑る岩の上に乗ってしまい、入りたくないのに川の中へ落ちていくかげ。

確実に肉体は醜いほうへ向かっている。

やだなぁ・・・すっきりした体になりたい。

カッパ現る

俺たちが、川で騒いでいる様子をビデオに撮っているえの。するとカメラの画面に気配を感じ、えのが叫ぶ。

えの:「あっ!なんだあれは!?」

岩の影に何かいる!

かげ :「なんだ!?」

けいすけ:「なに!」

岩影から飛び出したそいつは全裸でこっちに向かってくる!

えの:「うわ!カッパだ!カッパだ!ぎゃはははは!」

けいすけ:「ひゃははははは」

かげ :「カッパだ!カッパだ!」

でたよ。カッパ。カッパをビデオに収める事に成功。
前回のときよりも明らかに肉付きがよくなっているカッパは、川に飛び込み奇声を発しながら、カメラマンえのに向かってくる!

カッパ:「うひゃぁー!おうひゃいやー!ほうっ!っひゃー!」

そして、カッパがえのの横の岩に登ろうとしたときそれはおきた。

そう、カッパが上ろうとしたのは、かげが最初に乗ったあの超滑る岩であった。

そこに足を掛けてカッパ。

つるっと滑って横腹強打。そのまま、ガチャガチャで出てきたゴム人形の様にへんなカッコのまま、川に滑り落ちていく。もちろん全裸で。

その様を文字で伝えるのは不可能である。よかった。ビデオ撮っといて。

えの、けいすけ、かげの三人は、あまりのおもしろに死を覚悟した。やばかった・・・まじで。

滑り落ちる河童


四万十川本流へ向かう

さんざんカッパで笑った俺たちは、今ツーリングはじめて来た甲斐があったと思った。

いよいよ四国ツーリングも3日目である。川で多少さっぱりしたところで、街に出てフェリーの予約を再度確認する事にする。

どうしても諦めきれない。なにしろフェリーに乗る事ができれば、もう1日遊んでいける。さもなくば、例の会に入会である。

ひとまず四万十川本流に向けて峠道を走りつづける。一時間ほど走り道の駅到着。早速電話帳でフェリーを確認するが・・・・。

やはりだめ。入会決定。って事は、今日はほどほどにして帰り始めないと休みの内に家に帰れない事になる。

やばい。走ろう。せっかくだからなるべく峠を選んでどこかキャンプできるところを探そう。

立て続けに2日間キャンプに失敗しているだけに、
今日は、明るいうちにキャンプ設営を目指す。

ひたすら走りつづけて川の音を頼りにわき道に入ってみる。しかし楽園見つからず。

かなり走りつづけているため休憩できる場所を探すとちょうど道の駅発見。休憩とする。

しかしかげのみ、来る途中の気になるわき道を偵察に行くため休まず発進。手当たりしだいにわき道に入ってみる。

まず一本目。入り口の看板に目をやると、この先に坂本竜馬の隠れ家みたいなとこがある?なんだそれは?

まあいいや。行ってみよう。かなり急勾配のタイトコーナー連発の峠を上っていく。だが頂上まで来てしまったので無理。

途中の分岐で逆を行ってみると、そこは林道。工事現場みたいなとこに出てしまう。

そして2本目のわき道に突入する。ここはいきなり林道。

どうやら、ニンジャよりも刃のほうがダートが走りやすい気がする。フロント19インチのせいだろうか。

しかしここもダメだ。そろそろみんなと別れてから45分ぐらい経過する。ひとまず戻るか。

戻る途中で、四万十川の源流地点なる看板を発見する。行ってみよう。

この道はもはや林道では無く、エンデューロである。すさまじい路面。こないだのレースの時と同じように、中途ハンパなサイズの石でも岩でもないのがわんさかある。でも前の車が譲ってくれてるし行くしかないか。

そんな、とんでもないコースを3kmほど進んだだろうか、ちょっと広い場所に出る。

バイクを止めて涌き水ゴブ呑み。

その脇に獣道の看板がある。「この先に、鳥肌が立つほど感動できる場所あり」とのこと。歩いて5分。

ゆっくりしてもいられないので、走って獣道を降りていく。するとさすがにきれいな場所に出た。しばらくじっとして自然の息吹を感じる事に成功。

ひんやりとした夏の夕暮れ。森林の中に、薄汚い革ジャンルンペンが一人。小鳥の鳴く声と、川のせせらぎでハートをキックされる。

でもキャンプはできないな。戻ろう。そして刃まで戻ってみると目を疑う事がおきていた!

無数のスズメバチ!!

なぜだか判らんが、GSX1100S刃がハチだらけだ!刺されると死ぬ奴だ!

そういえば以前、えのがスズメバチにやられて、顔がえのじゃなくなったもんなぁ・・・しばらくほっとくしかないか。

煙草に火をつけハチ居なくなるのを待つ事、数分。なんだったんだろう?とりあえず戻る事にする。

けいすけ :「どうだった?」 

かげ  :「何箇所か行って見たよ」

しげちゃん:「ダメみたいだな。その感じじゃ。」

えの:「どっかできそうなとこあったか?」

かげ  :「いいところあったんだけど、諸問題がいくつかある。諸問題その1エンデューロ5km。」

しげちゃん:「諸問題じゃねーよ!むりだろ!」

えの:「いけるのか?Ninjaで?」

かげ  :「いけるだろ。俺は刃で行ってきたぞ。諸問題その2ハチがすごい。スズメバチ」

えの:「だめだ!そんなとこ!」

けいすけ :「じゃあどうする?」

どうする?Grenadiers。またしても日没までにキャンプできないのだろうか?

さーて、当てのない探し物が見つかるかどうか。いってみよう。

道の駅を出て、須崎方面に向かってみる。場所よりも買い出しが先かもしれないため市街を目指す。

すると、川と共に山の中に消えていく道を発見。最後の希望である。

その道を登っていくと村が出てきた。そして村を越えてまだ先に続いている。どんどん進む。

なんだ?道が無いか?バイクを降りて歩いていくと何とか道があるようだ。

この道!

なんとも信じがたい写真。

でもこのへんは、まだ道に見えるからいいほう。

この先に行くに従い、林ではなく、森でもなく、ジィヤァンゴォウ!

俺たちのバイクはジャングルを走るようには造られていない。

何とか明るいうちにキャンプできる場所発見。

楽しいキャンプ。

やっと楽しいキャンプの時間。

買い出しをセーブしたにもかかわらず、牛肉があまってしまい唖然とする。

うなぎわな作成。

せっかく来たんだ。

捕れなくてもわなを仕掛けてみたい。

夜中まで騒ぎつづけ、うなぎわなを作成。

えさは、さんま缶詰。

明日の朝、捕れてたら笑い死必至。

うなぎわなを仕掛ける。

はて?うなぎってどんなところにいるんだろう?

あんまり流れが急でも入らなそうだし・・・

少し流れが穏やかなところにしかけることにする。

俺がうなぎなら、そんなわなにはかからないな。

翌朝、残った牛肉で肉ヤキソバを作る。

何とかして食べてしまいたいが、すでに腹が決まっている。

食いきれず、焼却処分。

いまでも、あの肉の為に命を投げ出した牛に申し訳ない気持ちでいっぱいである。

つぎこそは、足りないぐらいで買い出しに行く事を決意する。

わなをあげてみる。

うなぎ捕れなかった。

よく考えてみたら、このわなじゃうなぎ入っても逃げられる事が判明。

でもいいか。面白かったし。

あとは帰るだけ。

はたして帰れるのか。ちょっと不安だ。


いよいよ、帰れ無い気がする!

かれこれ10年近くもバイクに関わり、旅をしてきたが帰れないと思ったのはこのときが始めてだった。

しかたない。掃除機のコードの巻き取り作業に入るか。


しげちゃんの俺達掃除機論説明

俺達は、はるばる四国までおもしろを吸い取りに来た掃除機である。

その掃除機のコードを伸ばして伸ばして伸ばして四国まで来てしまった。


やっと四国に着き、スイッチオン!おもしろ吸い取り作業開始。

でも四国はでかいためすべてを吸い取る事ができずに、コード巻き取り作業に入るしかない。


あーぁ。もっと吸い取りたかった。

これがフェリーなら、お台場でフェリーに乗った瞬間にスイッチオン!

フェリーお母さんの中でおもしろを膨らまし、それだけで掃除機の袋がパンパンになっちまう。

そして四国に着いて、フェリーからうぃ〜んと降りるころには袋交換である。

帰りはまたフェリーお母さんにコード巻き取ってもらえるから、フェリーお母さんの腹の中でぐっすりだ。

乾杯。


地図を見ると嫌気がさすため、あまり見ないようにし早々と高速に乗る事にする。

そういえば、けいすけ、かげの二人は昨日の買い出し時に給油したから問題無いが、しげちゃん、えのはガソリン足りるのか。

そんな疑問を抱きつつ先頭を高速道路に向かい快調に走るかげ。

途中スタンドがあるたびにしげちゃんの動向を確認するが、入る気配は無い。

高速道路入り口で、しげちゃんに燃料を確認すると、すでにリザーブとのこと。この先20kmぐらいでSAあるしそこまで行くか。

次のSAまで走りスタンドを探すと、

スタンド無ぇじゃん!

スタンドが無いSAもあるんだ。びっくりした。しげちゃんなんかもう大変だ。

しげちゃん:「無えよ!無え!無え!俺のガソリンも、ここにスタンドも無えよ!無え!無え!もうしらねえ!」

しかたない、次で降りてガソリン補給だな。

ふたたび走りだし、高速を快調に飛ばす。すこしでも東京に近づきたい。

この距離に打ちのめされ暑さにやられケツも終わり何をやっているのか。

四国の高速道路は、片側一車線のため所々にある追い越し車線を使わないと、先を急ぐ事ができない。

そのため、追い越し車線が現れると、視界に入る車をすべて抜き去りたい衝動にかられる。

今回は、けいすけも限定解除しZRX1100であるため、追い越し車線では、後ろを気にせずアクセルを開ける事ができる。

そして事件は起きた。


えの御用!?

通常の車の流れに乗って走ると、かなりゆっくりペース。

すると、追い越し車線まで2kmの看板発見!

そして追い越し車線が見えた。自然と右ウインカーがつき追越を開始。

1台、また1台と車をぬいていく。その後に、着かず離れず連なって走るGrenadiers。

追い越し車線が終わりに近づき残るは、ブルーのソアラだけだ。あれだけ抜けば視界の中に前を走る車はいない。

さらにアクセルを開け、ソアラの前に入りこむかげ。その後に続きしげちゃんニンジャも滑りこむ。しかし、えのが滑りこむ場所が無い!

すでに右側は、ルバンッがいっぱいだ。しかしかまわずアクセルを開けルバンッとソアラの間に刺さりに行ったえの!

当然、行く場所がすでに無いため、信じがたい速度でルバンッにぶち当たりながらもソアラをぶちぬいた!がしかし!

パウゥゥゥゥゥ!ファゥン!ファゥン!ファゥン!

すでに、全開かげは、そんな事も知らず走り続ける。

しげちゃんは、ミラーに映し出される衝撃映像にくぎづけ。

目の前で起こった出来事に現実に引きずり戻されるけいすけ。

そう、俺達が最後に抜いたのが覆面パトカーだったのだ!

そんな事があったとは知らず、PAに入り煙草に火をつけると、しげちゃんがどきどきしながら心配そうにしてる。

しげちゃん:「えの大丈夫かなぁ?」

かげ  :「えのどうかした?」

しげちゃん:「おれらが最後にぶちぬいたソアラ。覆面だったよ。えのが行ったときにパトライトついた・・・・・・。」

かげ  :「うっそー!まじで!あぶねぇ!俺達だったら免許無くなるとこじゃねぇか!」

しげちゃん、かげの二人は累積点数12点コンビである。捕まったら廃人である。

そして、えの登場。

しげちゃん:「どうだった?きられた?」

えの:「怒られた・・・・・・・・・。」

怒られただけ。さすがでかい四国の御上は心もでかい!

どうやら、パトライトを灯けてえのに何かをわめき、えのを止めてこう言い放ったらしい。

御上:「もう少し小さい速度で行きなさい!」

もう少し小さい速度で走る事にする。

明石海峡大橋まで帰ってきた。

帰って来たと表現するには、全然遠すぎる。

ここはまだ四国だ。

自分達のバカさを、明石海峡大橋に謝罪。

ごめんなさい。四国。こんなにつらいのは四国のせいじゃないよ。

今度くるときはガッツリおもしろを吸い取ってやると誓い四国を後にする。

旅で出会ったすごい人その1。

このひとすごい。

俺達は、もうヘトヘトで、ケツ終わりで今日はどこまで行けるのか?ってな感じなのに、この人ったら昨日神戸に来て今日これから中央道通って秩父の山を抜けて熊谷辺りまで帰るらしい。


高速道路を24時間走る会。再び。

再び入会を余儀なくされたGrenadiers。大阪の渋滞もそれほどではなくどんどん距離を稼ぐ。

しかし、いまだ東京までを表示する看板は目にとまることが無い。

日も暮れて、今日のキャンプはどうする?いったいどこまで走るんだ?疑問があふれ出てくる。

当初の予定では岐阜の山の中で無理無くキャンプのはずだが、とても無理だな。

だってキャンプするところなんかもう探せない。誰かがささやく・・・・・

「来なきゃよかった・・・・・・」

言っちゃった。ついに。でも反論は起きない。でも帰ってみればバカな旅ほど思い出に残るはず。

「ほんとに来て正解か?」

ひとしきり、壊れたところで多賀SAに休憩仮眠施設があることを他のライダーから聞く。

すでに浮浪者、いや屍のにほいを放っている。

しかも、レストイン多賀は下り線側にあるようだ。下り線側に行くにはあの長い歩道橋を越えなければならない。無理。

しかたない。先へ進もう。すでに疲労はかなりのとこまで来ている。

ニンジャ地蔵乗りコンビにいたっては、ケツ終わりどころか、ケツになんか咲いている。

旅で出会ったすごい人その2。

このひともすごい。

俺達に多賀SAに風呂があることを教えてくれた。

そして、地面に地図広げてバカ話をしてるのを、なにしてんだろ?って気になってたらしい。

この人もおれらと違い、このまま走りつづけて水戸まで帰るらしい。

地図をつなげて写真。

上の人に見られたバカ丸出しGrenadiers。

けいすけが指しているのが、朝居たとこ。

えのが指しているのが、今居るとこ。

しげちゃんが指しているのが、木更津。

写真撮ってるのがかげ。


やっぱり名古屋を越えときたい。

少しづつではあるが、東京に近づいている。

こうなったら、明日楽できる様に今日は死のう。

しげちゃんは、夜になればなるほど元気になってくるナチュラルハイに突入。止めど無くバカな事を言いつづける。

そして、「高速道路を24時間走る会」御一行は、養老SAで休憩、守山PAで休憩、何とか名古屋へたどり着く。

そこでアメリカンタイプのバイクを駆るライダーに声を掛けられる。

なんとそのライダーによると浜名湖SAまで行けば、SA内に公園みたいのがあり、端のほうであればテント張ってもいいんじゃない?ってな情報を得る。

そんなところがあるのか?しかも浜名湖まで行っとけば明日かなり楽できる。

以前三重に行ったときは、浜名湖から海老名まで休憩無しで走ったこともある。

ちょっとまてよ。楽とか、つらいとかばっかで楽しいは無いのか?

もっともな話だ。現状のコード巻き取り作業ははっきり言って何も面白くないしつらいだけである。

浜名湖の有力情報をくれたライダー。

すげえよ、このバイク。

このタンクのでかさ!

ハーレーのタンクを二つ付けてある。

もとのバイクはエリミネーター250。

航続距離400km以上。

別の角度から見てみよう。

このタンク!

社会人のため時間を有効に使いたい事から、給油時間を減らす為にこうしたと言う。

ああ、俺達なんか給油の名目で休憩しちゃうぐらいなのに。


浜名湖到着、今日のメインイベント!

今日のメインイベントとかタイトルに書いたが浜名湖に到着した時刻は、すでに午前。ツーリング最終日突入である。

メインイベントとは、撮りためてきたGrenadiers四国ツーリングビデオ試写会である。

笑劇映像たっぷりのビデオを上映である。

ツーリング初日のロシアンオニレットに始まり、カッパあり、バカ話ありの140分!

この時すでに全員がナチュラルハイなため、笑劇映像により大笑い、回りの反応で馬鹿笑い、

笑いが笑いを増幅し人間の限界を笑いで思い知る。

試写会が終わると旅の疲れと笑い疲れで動けない。

そういえば、公園があるんだよな。しげちゃんとかげ二人で、公園を探しに行くと浜名湖SAの浜名湖側の端に公園発見。

そして、魂が抜けている躯のみがフラフラと闇の公園に消えていった・・・・・・。就寝。

浜名湖到着。

疲れきったこの顔。

Grenadiers四国ツーリングビデオ試写会。

このビデオまじでやばいです。

でも面白いと思うのは、行ったメンバーだけだろうか?

朝起きたら、俺達の回りは・・・・・

前日、浜名湖SAの公園で野宿した事も覚えてないため、起きて戸惑うGrenadiers。

寝ぼけまなこのゾンビ4人は、辺りを見まわす。

明らかに俺達が寝ていなければ、そこは家族連れや恋人達で賑わうはずの平和な公園の木陰のベンチ。

しかしゾンビが寝ているため誰一人として近づいては来ない。ゾンビ臭がするから。

そうだった。われに帰り、家に帰ることを思い出す。コードはあと少しで巻き取れる。

死臭を放つ最悪のゾンビは、朝食を摂るため、なんとレストランに潜入する。

朝食をたいらげ、ツーリング最終日のコード巻き取り開始。目指すは足柄SA。

足柄SAに到着。

冗談抜きでついたも同然。

この写真だと、楽しいツーリングには見えない。

楽しくない事が多すぎた。

風呂入ってさっぱり。

実に五日ぶりの風呂である。

全員いつまでもマッタリとしていたい。

でも帰んないとここから出社なんてとんでもない事になる。

2時間ほど休憩して、残りのハイウェイカードの清算などの関係で、横浜町田へ向かう事にする。

横浜町田到着、ついに帰ってきた。

ここは、横浜町田。木更津本部組も、東京支部組も、ここからはすぐ。

しかし走ったなぁ。今回は、えのニンジャのトリップが旅メーターになっていたが、2500km近く走ったようだ。

こりゃ、オイル交換だな。さすがにここまで帰ってくると、いやな事を忘れ数少ないおもしろかった事があふれ出てくる。

ただ、そのおもしろが四国まで行かなければ手に入らなかったのか疑問が残る・・・・・・

今後のGrenadiersは、経費削減と、おもしろを充実させるためフェリーが使用できるのであれば、フェリーで行く事を固く誓った。

今ツーリング唯一の三脚セルフタイマー使用の集合写真

到着。

うなぎは捕れなかった。

カッパがでた。

つらい旅だったが、しげちゃんが元気になって本当によかった。

それだけでも行った甲斐ありか。



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普通、来るか!?

ふつ√ふつ√ふつ√普通!来るか!?

ぼろぼろじゃぁん?

革パンが破れた。