2001/03/31 ねぎキャンプだよGrenadiers!

それは掲示板での書き込みから始まった。

日頃から良識ある大人でありながら、何故かグレナディアの馬鹿共を温かい目で見守ってくれる

「佐野のお父さん」からのお誘いがあった。(以下、抜粋)

父さん:「我輩、来週末24〜25日に成田ゆめ牧場(東関東道の大栄ICから北西葯10km)にて
開催される野宿宴会「ねぎキャンプ」に参加する。
これは、皆様ご存知のアウトライダー誌に「国道一直線」を連載しているジャーナリスト
野岸泰之氏(通称ねぎさん)が個人主催する野宿宴会イベントで盛大に宴を楽しんでいます。
(中略)グレの皆さんも暇があればチョット見に来ないか?。キャンプが無理なら日帰り
でも良いんだから!。もし来られたら”佐野のお父さんはどこ?”尋ねてくれたら
すぐ判るはずです。      ではでは。

なんとすがすがしいお誘いでしょうか!?

これは行くしかありません。グレで予定がついたのはえのとしげちゃんのみ・・・・。
2人とは、いささか心細い・・・。しかし、行きたい欲は抑えられない。
と、ゆ〜わけでグレ始まって以来初のえの&しげちゃんタイマンツーリングのスタート

グレを知る者ならおわかりでしょうが、この2人っつ〜のは基本的に

One  For 

All For 

逆川浜高校ラグビー部・・・・。

つまり超わがまま。人に依存してナンボの109対0人間。

でも行く!行くっつったら行く!!父ちゃんに会いてぇし

2人共ツーリングに飢えてイライラMAXだし。

強行決定。

しかし出発前日夜中、えのに電話

しげちゃん:「わりぃ!えの。俺、今日の仕事、朝までかかりそうだわ」

えの:「あ!?ど〜すんだぁ?」

しげちゃん:「なんとか昼ぐれ〜にゃ行くわ」

えの:「わかったよ、来るまで待ってるからさ」

しげちゃん:「わり。」

えのやっさしぃ〜〜!

そう、やらしいだけと思ってたえのが!?

こん時ばかりゃ チョット愛しかけた。

いや、いつも結構やさしいんだけどね(笑)

そして翌日、

木更津じゃチョット有名なえの御殿に着いたのは1時過ぎ・・・。

ホントにガレージ出口に椅子出して

腕組み状態で威風堂々と待っててくれました。(笑)

その姿、まるで 戦国武将

さぁ出発です!

しげちゃん遅刻

例によって遅刻しといて、この笑顔・・・・。

ごめんよ・・・。えの←ちょっと 愛しかけてる

この日のえのは凄かった。いままでみんながどんなに道に迷ってても

文句しか言わず、ロクに地図なんか見た事もねぇ男がこの日は、さすがにヤバイと思ったのか

えのったら 地図持ってます!

目的地にマーキングまでしてる!

しかも・・・・拡大コピーまでしているよ!!

誰だよ、お前!?

俺の知ってるえのじゃねぇよ・・・。

超真剣・・・・。こんな絵ヅラ見た事ありますぅ!?

俺は無いね。

う!

すげぇ!なんだか確認みたいな事してる!!!

えの!なんだかでっかく見えるぜ!!

でも、さりげなく変なプリケツ・・・・。

どうしよう・・・・。
かなり 愛してきちゃったよ、俺・・・。

リーダーえのの先導力で道を間違える事なくねぎキャンプ会場に到着。

「ゆめ牧場」

そう!ここには夢があるんだ!おっ!他の人達も来てる来てる!

牧場だけど、牛いないよ・・・。

そっか、俺らが飼われてんだ!夢に!

だから「夢牧場」

(うっとり)

着いちゃった・・・。

ニンジャかっこいい・・・・。


しかしココで問題発生。

キャプテンえのの資料によると「食材は各自持ち込み」って書いてある

つまり、自分達の分は自分達で買って来いっつ〜事だね!

よっしゃ!

さっそく買い出しに行くべ!

「食材は各自持ち込み」

この意味を取り違えてる事が、後々大きな問題になるなんて
えの&しげちゃんの2人には、知るよしも無かった・・・・。

「にゃにゃにゃぁーーーーーん!にゃんにゃにゃにゃぁ!」 

「やったーーー!ここで買い物するぜ!」
訳:戸田奈津子

買いましたよ。
自分達の分だけ・・・・。

でもって、ふたたび夢牧場に戻ってきました。
皆さん軽く宴はじめちゃってます。
しかし、みんな、なんつ〜か、その、
きりんの20巻に出てくるみたいな・・・。

本物キャンパーだよ!!

えせキャンパーの2人は、そのオーラに近づけない・・・・・。
えのったら、かっこつけてっけど、しっかりテントに隠れて様子うかがってる・・・・・。
そして更に後ろで写真撮ってる俺・・・・・。
や、やっぱ、挨拶とか行った方がいいよな・・・・。

テントに隠れて様子見

さりげなくプリケツかいちゃってるえの

ど、ど〜しよ・・・。

本格的に愛してきちゃった・・・。

ねぎさん達は、どんどんと人が増えて盛り上がりも増してる。
でも、なかなか輪に入っていけない。
だってさ、マジで日本中ソロツーしてる猛者だぜ!?
モノホンよ!モノホン!!

それにくらべて・・・。中途ハンパにいじくりまわしたニンジャで爆音轟かせ乱入してきた見かけ倒しの2人は・・・・・・。

隠れてんじゃーん!!

バカでかいテントでよかった・・・・。

 


佐野のお父さん登場!!

さすがに見かねた佐野のお父さんが近寄ってきてくれました。

父さん:「ど〜も!初めまして!来てくれてホントにありがとう!
いや〜〜思った通りの、かっこいい若者だぁ!
ほら、みんなに紹介するから、輪に入ってきてちょうだいよ!
君らに食べてもらいたくて色々買ってきたんだよ。ほらほら、
早くしないと無くなっちゃうよ、わっはっは!」

 父さんの人情に涙・・・・。

あ、いや、ちょっと待ってよ・・・。

そ、そのカタマリは!?

父さん:「わっははははは!いいからいいから!ちょっと待っててよ今、ウマイもん作るからさ。若い人は肉だもんね」

すげぇ・・・・。なんだコリャ!?

海ごはん山ごはんかっ!?

素晴らしい料理セット・・・・・。

父ちゃんって・・・何者!?

父さん:「いやぁ〜君達、なかなか出てきてくれなかったから、みんなに食われちゃったんだよ。
ホントは
4キロあったんだよ」

えの:「・・・・・・・。」

しげちゃん:「・・・・・・。」

だって、肉4キロて・・・・。

手際良く肉を切り、あらかじめスライスしてあったニンニクを油で炒め塩コショウで下味つけた肉を一気に焼く。
俺らと同じコールマンのコンロなんだけど、ものすげぇ火力!!
そして、何だか別の容器に入った特製ステーキ醤油をまわし入れ最終段階。
すでに、レストランみたいな香りに、うっとりしてる俺達・・・・。

父さん:「もうちょっとだからね。お〜〜〜い!誰かワインない?赤ワイン!」

モノホンキャンパー:「あ、お父さん!あります!あります!」

父さん:「刺身はちょっと待っててよね。コレやったら作るからさ。肉の焼き加減は、ど〜します?」

しげちゃん:「あ、じゃぁミディアムで・・・・・・。」

えの:「お、俺も・・・・・。」

もう、完全にあっけにとられてる2人。 

気がつくと俺らのまわりには、海の幸、山の幸、フルーツ、お菓子・・・・。
みなさん、自分達で持ち寄った自慢の食材を配りあってる。

何?ここ?

もしかして楽園?

いや、でも、そんな感じ。


ん?まてよ?

「食材は各自持ち込み」 ってコレかっ!?

っちゃったよ・・・・・。俺達。
てめぇ達の分しか買ってきてねぇし、しかも何も調理してねぇ・・・・・。
つ〜か、今更あんなもん出せねぇわ。

えの:「あ、あの、すんません。

僕らも買っては来たんすけど、あの、その、

自分達の食材だけ持ってくればイイのかと・・・・。」

父さん:「あはははは!いい〜んだって!

そんなの強制じゃないんだし初めて参加したんだから知らなくて当然だよ。

みんな最初はそ〜なんだからさ


気にしないで熱いウチに食べてよ!ほら!」




(泣)

しかも、肉ったら、壮絶なウマさ。
レストランで食ったらいくらすっかわかんねぇくれぇのウマイ肉で腹決まる。


えの:「米食ってねぇのに、腹決まっちったわ。何も出さねぇのに極厚ステーキ2枚。」

しげちゃん「いや、俺、3枚いったわ・・・。」

この後、父さん、魚さばいて食ってました。

振舞うばっかで自分は食べてなかったらしい。

すげぇ・・・。でかいよ、父さん。 

そして、この後は飲んで騒いで大宴会父さんは主催のねぎさんや、カリスマ野宿師ガンジーさん(何故かドテラファッション)こわもてなのに超楽しい金ちゃん、などなど、みなさんに俺らを紹介してくれに回ってくれました。

父さん:「彼らカッコイイでしょ?千葉のオモシロ8人衆でねグレナディアってチームなんよ。

個性的で面白い仲間で集まって旅してるんよ〜、いや、それだけじゃない!

何でもしてるんだよ!ガレージ作ったりエンジン直したり凄いんだから!宜しくね。ほんとに彼ら最高なんだ〜」

一同:「へぇ〜〜。そりゃイイわぁ〜」 

ううっ、(涙)

そんなに絶賛してくれてるのなんて

銀河で秀さんと佐野のお父さんだけかも・・・。

ここで、えの提案

えの:「明日は早起きして、朝飯は俺らが特製の鍋作ってみんなに振舞うぜ」

か、かっちょいい!!最高だぜ!俺も早起きして振舞うぜよ!

おし!えの!そ〜と決まれば寝るべ!寝るべ!

そして俺らは21時就寝。宴は深夜2時まで続いたらしい。

みんな 待ってろや!明日は二日酔いにもやさしい

グレ特製鍋料理を振舞ってやっからな!


で、寝坊・・・・


愛は生まれた

昨日は寒くってデカいテントなのに重なるようにくっついて寝てた2人・・・・。

でも朝飯とっくに、はじまっちゃってます。

つ〜か、終わってる・・・・・・。
だもんで、またしてもデカテントに隠れて料理。
そりゃ出れないよな・・・。普通・・・。
人として 最低だよ
でも、食材もあるんで作ってみる。めげるな!頑張れグレナディア!

気を取り直してレッツ!クッキング!!

し、しかし、出来た鍋料理ったら

激まずっ!!!


あまりのマズさに
ビタッ!!っと停止するえの。

えの:「なに!?これ!?」

しげちゃん:「無理だわ・・・。こんなもん絶対出せっこねぇよ・・・。」

えの: 「だな・・・。」

しげちゃん: 「だな・・・。」


多数決により、廃棄確定・・・。 

最低のエセキャンパーな2人はねぎさん達に謝罪しつつ←(あくまで心の中で)
残った「なべ風」の何かを廃棄しにゴミ置き場へ・・・・・。

すると神のゲキリンに触れたのか
突然の落雷と豪雨!

ありゃ・・怒っちゃってんよ・・・。そりゃ神様も許せねぇよな。
やべっ!避難避難!!と、テントに飛び込む
もちろん俺達カッパなんて持ってきてません。

時間は朝9:00。
しばし、作戦会議。

えの:「ちょっと寝て待つか?」

しげちゃん:「いや、散々寝たっぺよ。いくら何でも、もう寝れねぇよ」

えの:「 そりゃそ〜〜だ。寝れっこないよ〜」

ああぁ・・・

でも寝ちゃった・・・・。

この後、昼に佐野のお父さんがテントに来てくれるまで 爆寝。

お父さん:「じゃ、僕ら帰りますね。楽しかったよ!また一緒にやりましょう!

リバーラフティングは絶対に実現させてね!じゃ!」

しげ:「あ、はい。」←まだ寝ぼけてる

えの:「絶対に。」←まだ寝ぼけてる

妖怪クッチャネー・・・・・。 

せめて見送りでも・・・と、外に出ると雨やんで人もまばら・・・。


父さん自作のアルミプレートとコンパネ荷台。

すげぇ頑丈。しかもワンタッチフックだらけ。

これがモノホン仕様なんだな。

でもって満載。

なんだコリャ!?

すげぇ重さになってんよ!!

唖然・・・・・・。

さて、俺らも出発しよう!

時間はすでに 2:00

あたりまえですが、ほとんど人いません(自業自得)

えの:「おい!ねぎさん居るぞ!」

しげちゃん:「マジかよ!?最後ぐれぇ、きちんと挨拶してくべ」

えの:「だな・・・・。」

2人でとぼとぼと向かう。

しげ&えの:「あ、あの、お世話になりました。凄い楽しかったです。何もしてないんすけど、色々勉強になりました。」

ねぎさん:「 いいんですよ、そんな事気にしないで下さい。

それより、あまりなじめなかったみたいで

申し訳なかったよね よかったらまた来てよね!

と、 握手してくれました・・・ 

無言でテントに帰る2人

えの:「 でけぇ・・・。」

しげちゃん:「あぁ、とてつもなくでけぇよ」

それにくらべて、俺らのなんとミクロな事・・・・。(泣)

ねぎキャンプの懐のデカさについてしばし討論

で、また就寝。

完全に 腐ってるよ・・・俺ら・・・。

そうして出発したのは午後3:00
そんな馬鹿にバチでもあてるかのよに豪雨・・・。当然かな・・・。

ロッテリアに避難。心底冷えてるしビチャビチャ。

あったかいスープおかわりしてナイス顔のえの。

「んまいっ!」って感じ。

えの御殿に着いたのは夕方4:00

かげ、シンヤ、にったの3人も南海部品から帰ってきてえの御殿に集まってきた。

そこで、反省した2人は・・・・・・。  

スクールウォーズのDVDを5時間ノンストップで観たのであった・・・

なんでスクールウォーズかって?いや、ほら、人生の基本だからさ
色々と学ぶトコ多いツーリングだったけどホントに楽しかった。やっぱバイクはイイよね。

ねぎキャンプ関係者様。大変お世話になりました。

次回お会いする時にゃ生まれ変わったトコ見せつけたりますから覚悟しといて下さい!
↑ど〜にも信じがたい(笑)


キーワード

リバーラフティング・・・

未だに生まれ変わってない。

ねぎさんはでかい。