2001/08/13 ツーリングって何ですか?だよ・・・Grenadiers!

盆休みだよ!盆休みぃ!

あんでグレは予定入ってねぇ〜んだよ!毎年行ってんじゃん!

あたしっちツーリングクラブじゃねぇ〜んかいっ!?

って事で、行ってみました。

いまさら書くのもアレなんだけど

グレナディアがいかに適当なのか思い知らされました・・・

前日の掲示板読み返しても

「何時にドコ行きゃいいんだぁ!?」

とか

「誰が来てドコに行くんだぁ!」

とか

「そもそも、そんな計画ホントにあるのかよ?」

 

普通じゃないよオカシイよぉ・・・絶対・・・。

ど〜して毎回こんなんだろうか?

 

とにかく東北自動車道蓮田SAってトコに朝6時に行けば会えるらしいから行ってみる。

 

8/13AM6:00蓮田SAに集合。

 

それだけを脳に書き込み、何となく集まるグレメンバー。

カセットテープの「哲郎。スリーナインに乗りなさい」って言葉だけで

まんまとアンドロメダいっちゃうくらい軽率。

もっと疑問を持つ大人になって欲しいです。

いや、ゴメン。なりたい。

5:30 しげちゃん到着。

6:07 にっちゃん、かげ、えの、miya到着

 

にっちゃん「うぅ〜す。はえぇ〜じゃ?」

しげちゃん「うるせぇ!おっせぇ〜んだよ!しゃべんな!」

にっちゃん「あぅぅ〜〜ん?」

かげ「喧嘩すんなよぉ」

えの「帰れっ!もうイイっ!お前とお前は帰れっ!」

miya「・・・・・・・・・。」

朝の挨拶も無事に終わり今日の予定を発表!わくわく。

が・・・・・・。

 

しげちゃん「で?どこ行くん?」

えの「知らねぇ。おい!にった!どこ行くの?」

にっちゃん「はぁ?お前ら決めてねぇのか?」

かげ「なんでココに居るの?誰か知らない?」

miya「へ?」

そう。全員来ただけ・・・・。そして居るだけな30歳5名。

しょっぱなから解散してもイイくらいのムードたっぷり。

つ〜か、ありえねぇよ普通!!

なんで集まってんの!?

しばし沈黙。

「そうだ!Witchと行き損ねた猪苗代行ってみんべ」

誰かが言い出し即決定。語呂が良いので即採用。い〜や、単なる相乗り

つまり考えるの面倒だから、それでイイんじゃん?的発想。超安易。

 

猪苗代湖を見て、そこらをチョロっと観光してから

地元のモン食ったり何だりして川の上流行って野宿する事に決定。

グレが思うツーリングっぺープランをこなしてみる。

高速発進!だよGrenadiers

 

しげ「さて、行くか。で?どこ降りりゃいいんだぁ?」

miya「那須高原ってあるよ」

えの「あ、そこダメ。」

しげ「なんでよ!?」

えの「聞いた事あるもん。だから混む。」

かげ「はい、じゃぁそん次〜。あ、これも聞いた事あるから混んでる」

にっちゃん「じゃぁ〜ココかぁ?」

えの「うん。聞いた事ないから混まない。」

大人にふさわしい会話で降り口は白河に決定。

グレの悟りで高速道路は「ドコまで行っても東京」って事になっているので

そんな無駄な道とっとと進む。

「何個先のSA」とかって決めたら後は各自好き勝手にブッ飛ばす。

右も左も関係なく目一杯に飛ばして邪魔な車を抜いて走る

たまに友達と同時に左右からバスとかバスバスッと抜いて

正面から逝きそ〜になったりする。

こんなんで逝ったら、葬式の時、親はどんな顔すりゃイイのさ!?

なんで高速で友達と正面衝突してんのよ!?

と反省し、途中からグレが思うツーリングっぺー「千鳥走行」に挑戦。

 

旅に出ると良く見かけるアレだ。

俺らも何度かやった事あるし、結構簡単にできそな気がする。

 

が、なんかオカシイ・・・。

たしかに千鳥っぺーんだけど

ふとメーター見ると230キロとか越えて巡航してる

車追い抜き様にメーター振り切ってたりして景色とか見えない・・・

いや、それよりもカラダがおこせないし

タイミングによっては、先頭はイイけど

最後尾は車と車の真ん中をスッ飛び抜けたりしてる

景色見る見ない以前の問題。

断崖絶壁で綱渡りな気分満喫。

問題は何一つも解決しないまま出口(東北道の聞いた事ない白河IC)に到着。

左からmiya、にった、かげ、えの

(撮影:篠山しげちゃん)

えの「おい!腹減った!白河牛食い行くぞ!」

しげちゃん「はぁ?んな肉どこにあんのよ?」

えの「あっても良くねぇ?」

しげちゃん「ねぇ〜〜〜んじゃん!!」

かげ「なんでねぇってわかるっ!?」

にっちゃん「駅まで行けばあるんじゃねぇ〜かぁ?」

miya「・・・・・・・。」

しげちゃん「いやいやいや・・・聞いた事ねぇ〜もんが、ど〜してあんだよ!?」

きてみたよ新白河駅・・・・・

当然だけど、やっぱ無い・・・・・

むしろ何も無い・・・・。

いや、ありゃしねぇ〜よ!そんなもんっ!!

バカかお前ら!?なんでガックリな顔してんだよ!?

あったりめぇ〜じゃんかよ!

そんなこんなの状態のまま駅前でしばらくバカ話してると

どこからか爺さん出てきて

「ちょっとこっちきなさい。」

「へ?」

予定も無いので、黙ってついてってみるGrenadiers

・・・・・・あれ?

・・・・・・・・・・・・・・・あれれ?

あれあれあれ〜〜〜〜っ!?KOBAN?

こ、小判じゃねぇ〜よな・・・・。

「警察官募集中」って看板あるし・・・・。

誰もが怒られる。むしろ逮捕と思ってビクビクしながら入って行くと

じぃさんたら

「お茶飲んでいきなさい。」

グレ「へ!?あ、はぁ・・・。」

警官「お!?バイクかぁ?どこさ行くだぁ?」

しげちゃん「いえ、ただ来ちゃって・・・・どこ行けばよいのでしょうか?」

警官「はぁ!?何も考えんと来たんかぁ?わっははは。」

グレ「(馬鹿っぽく愛想笑い)ふひゃひゃ・・・」

警官「ま、中入ってお茶でも飲んで決めて行きなさい。」

ど〜やら爺さんは警察を定年して指導員として交番に居るらしく

昔のバイク話を俺らにしたくなって声かけたらしい。

旅っぺーので好意に甘える。

 

警官「ん?君らのバイク大きいねぇ〜ありゃ何てバイクよ?」

グレ「いや、みんな色々なんすけど・・・」

警官「あんだ?でぇ〜びっとはぁ〜れぇ〜そんじゃねぇのか?」←マジヅラで

グレ「・・・・・・え?で、でぇ〜びっとて・・・・・。」

と、まぁ〜そんな感じで好青年らしく談笑するGrenadiers

が、いたずらも忘れない。

お茶入れてくれてるスキに機動隊っぺー盾引っ張り出して遊ぶ。

見つかったら怒られそうだが、ノリ出したノリノリは止まらない。

超ノリノリ学生役えのと半笑い機動隊員かげ。

安保もチンポもみんな反対って感じ。

ここでの打ち合わせにより

猪苗代湖への道が決まり出発してみる。

朝飯は食べないで湖を目指す!

水でも何でも、とにかくデカイもん大好きGrenadiers

途中でデカイ景色にボーっとしてみる

右からかげ、miya、えの、にっちゃん犬マーキング中。

何とかっつ〜適度な峠道をソレっぽく走ってたら難なく到着。>猪苗代湖

すげぇ〜わ、まんま海じゃん!?

つ〜か、泳いでる人ばっかり・・・・。

みんな水着でビーチな感じなのに

皮ジャン汗だっくだくGrenadiers

ちょっと浮いてねぇか?いや、風景としておかしかねぇ〜か?

と思いつつも言ったらおしまいなので

誰も口に出さない。

 

それにしても腹が減った。

思えば6時に集合してからお茶しか飲んでないのに今は正午。

当初の予定ではツーリングっぺートコで地元の名産でも喰らうつもりだったハズ・・・・・。

 

海の家、いや、湖の家で焼きそば大盛り購入・・・・・。

間違ってる・・・・きっと間違っているよ。

納得いかない様子で焼きそば喰らうしげちゃんと

冥想にふけるにっちゃん。

散々バカ話して湖の家を占領。

スクール水着の少女達の視線が痛い為

渋々バイクに戻るおぢさん達

も〜見るからにやる気もへったくれもない感じ

だっらぁ〜〜〜だらだらぁ〜〜〜

さて、ど〜すっか?

湖畔で地図みて相談。しかし実の無い会話で決まらない

 

えの「つ〜かさ、ぶっちゃけ言って湖も見たし流れ解散でよかねぇ〜か?」

しげ「ぶふっ!お、おいっ!それツーリングかよ!?」

miya「え!?え!?キャンプしないの!?こんなに道具持ってんのに!?」

にった「この際、山形あたりまで足伸ばしてみねぇ〜かぁ?」

しげ「ぎゃっ!!何の際だよ!どあほっ!」

かげ「てゆ〜か、着くかなぁ・・・・山形」

えの「お前らだけで逝け。」

 

誰の会話も噛み合う事ないまま時間だけが経過。

ふと地図を見ていたかげが弘法岩とかゆ〜文字発見。

山の真ん中にポツーンて書いてある。道なんか無い感じ

 

かげ「ここ見てみよ〜よ。で、大自然でキャンプ。ど〜よ?」

しげ「行けんのかぁ!?んなトコ道ねぇ〜じゃん?むしろ等高線。」

えの「測量士が行けたって証拠だから平気でしょ」

miya「行こう!行こう!じゃっ!」

なんとか出発できた。

次の予定もおぼろげながらに見えてきた気がする。

でも、ツーリングってこんなもんでイイのかなぁ・・・・

 

文句言ってもしゃ〜ねぇ〜ので出発。

 

まぁ、別にイイんだけどさ、この時点で

有名でも何でもない弘法岩なんつ〜得体の知れないモンを

本気で見たかったヤツが何人いたのか個別スイッチで確認してみたい気もする。

たぶん ゼロだったに2億リラほど賭けておきたい

旅っぺー国道を走行。

きっとこいつら 弘法岩の事なんて忘れてるに違いない。

に、しても、どんどん道が狭くなる。

当たり前だよ、この先は地図にも出てねぇ〜んだからよ・・・・・。

あぁ、なんかイヤな雰囲気・・・・

この先に道があるとは思えない感じがする・・・・・

なんだかとってもトトロっぺー・・・・

めぇぇ〜〜〜〜ちゃぁぁぁ〜〜〜〜〜んっ←お約束

やっぱ砂利道、しかもこの先行き止まりだっつ〜のに

悪路大好きな集団(しげちゃん以外)はノリノリでカッ飛ぶ。

あとで気付いたが

この写真の右にある階段上った先が弘法岩

やっぱ無視かよ!!(泣)>Grenadiers

 

いや、も〜イイよ・・・ど〜せ見たってたいしたモンでもねぇ〜ハズさ

それよりキャンプだよキャンプ。もう3時近いじゃん

テント建てなきゃいけない時間・・・・・。

ここからは毎回定番であるかげの野生の感に頼るしかない。

川の匂いがする方に向かって行く

しかし、行けども行けども行き止まりで引き返してばかり・・・・・。

 

と、ここで

かげ痛恨の脱輪!身動き出来ず!

もう、馴れたもんでサクサクと記念撮影。

実際はニンジャが垂直に立ってた。

あんでんなトコ落ちんだよ!

にしても、こんな写真じゃ芸が無い。

グレの場合、この程度のスカシャンじゃ当たり前過ぎてつまらん。

 

かげ「ねぇ、むしろこんな事には触れないで普通に撮ってみねぇ〜か?」

しげ「いや、つ〜かお前その不安定な状態で力振り絞ってん時に言う事かぁ!?」

miya「は、はやく脱出させなきゃ!!」

えの「いや、一理もニ理もある。普通に撮るぞ!」

にっちゃん「えぇ〜〜っ!?んな事いいから早く行くべぇ〜よぉ」

しげ「大事な事じゃん!これ撮らなきゃ来た意味ねぇだろ!?」

で、散々もめて 撮ったやらせ写真がコレ。

うわっ!さりげねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

てかバカですか?早くキャンプ場探せよ・・・・・。

しかたなく地図を開く。

つ〜か遅ぇ〜よ!もっと早く地図見ろ!地図!

もうかなり疲労も溜まってる。早く横になりてぇし飲みたい気分。

て、事でジャングル探検隊であるかげが森の中に偵察。

 

えの「にったぁ!お前も別の角度で探してこいよ」

にっちゃん「あぁ〜ん!?あんでだよ」

えの「俺が疲れてるから。」←きっぱりと

にっちゃん「あんだそりゃ?」

ブォォーーーン←でも行っちゃうにっちゃん。

しげ「お前さぁ〜普通キレんぞ?友達の会話じゃねぇ〜よ、あんなの」

えの「じゃ、お前行け!俺行かない!」

miya「はうっ!インディアン口調!?」

しげ「いや、そんな話じゃねぇ〜から」

 

残った役立たずは、例によって無意味な会話を続けて待つ。

たぶん人として間違い。

と、思いのほか早くかげ帰還。

 

かげ「あった!最高の場所!にったが発見したよ」

一同「おぉぉ〜〜〜〜〜っ!!」

かげ「ただ、ちょっとだけ問題アリ」

しげ「またかよ!?」

えの「何よ?」

miya「ドキドキ・・・・」

かげ「エンデューロで川のぼり」

一同「・・・・・・・・・・・・。」

 

いや、もぅ文句とか言ってる時間でもねぇし、まずは見てみよう・・・・。

かなりイヤな予感するけど・・・・。

って事で徒歩にて視察。

 

こんなトコのぼれっかよっ!?(絶叫)

写真じゃわかりにくいケド・・・・・これ、ただの砂利道じゃないのよ

おもっきし川になってんの・・・・・。この先なんて崖だし・・・・。

上流から、タップリと流れてきてんのよ・・・・濁流が・・・・・。

しげ「ちょ、ちょっと、ゴメン・・・俺、なんか軽い吐き気してきたよ・・・。」

かげ「大丈夫だよ、俺とにったが先に行ってサポートしに降りてくるからさぁ」

にっちゃん「おめぇ〜俺のバイクが登れんだから楽勝だっぺよ」

しげ「うるせぇ!お前らがオカシイんだよっ!」

miya「ぱぃ〜ん、ぱぃ〜〜ん」←すでに無言でエンデューロ発進体勢

しげ「うっ!行かにゃダメか・・・・・。くっ(泣)」

えの「はぁぁ〜〜〜〜〜〜っ。」

 

そして散々苦労して、やっと到着。

もうイヤだ・・・・こんな岩だか川だか走る為に来たわけじゃねぇ〜だろ!?

でも、着いてみるとソコは楽園。俺達だけの広場。

早速、手や顔を洗い水遊びに没頭。

きゃっきゃ言って走り回るグレナディア。

最高!!ここまでの事みぃ〜〜〜〜〜んな忘れていい!

なんたって今日はココで食い放題で騒ぎ放題だよ!

火なんかボンボン出してイイのよぉ〜〜〜っ!

 

きゃぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!!←感極まって絶叫

 

にっちゃん「んじゃ、そろそろ買出しジャンケンしちまお〜ぜ」

 

いやぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜っ!!←断末魔の叫び

 

そう、食材も飲み物もココには無い。

そしてココは山奥の川の上。

一番近いスーパーですら軽く80キロ先・・・・・。

いや、そもそも、この崖降りて戻ってくるのだけでも苦行でしか無い。

ここでジャンケンに負ける事は「死」を意味する・・・お、恐ろしい

しげちゃん「つ〜かよ、お前ら2人しかこんな道登れねぇ〜んだからお前ら行けよ!」

 

無理とは知りつつゴネてみる。結構通る時もあるからだ。

 

えの「そ〜だよ!こんな道2度と行けっこなぁ〜いよぉ〜」

 

カブせる事でゴネが通りやすくなる事を肌で感じてる男えの。

 

かげ・にっちゃん「絶対にイヤだ!」←ハモリッチ

 

うぐっ!絶妙なハモリでゴネチーム玉砕。

 

しげ「わかった。でも、ルールは俺が決める!ジャンケンじゃなくグッパーで決める」

 

グッパー・・・つまりグーとパーだけを出して3人組と2人組に別れ

多い方が買出し苦行に挑むっつ〜事にする。

じゃんけんに勝てる気がしなかったしげちゃん苦肉の策。

 

一同「グゥ〜〜〜パァ〜〜〜〜ホイッ!」

 

世の中ってのは、実に良く出来てるよね・・・・・・・。

買出し隊決定!

しげちゃん・えの・miya

ははは・・・・。もう誰も笑えない・・・・。

買出し隊どころか死んでも買出したく無い・・・・

でもダメ、泣く泣く出発・・・・。

そしてこの部隊が戻るのは2時間も先であった・・・・。

だって遠いんだもの!

80キロ先のスーパーまで行かされたんだぜ!?往復160キロよ!?崖付きで!!

 

文句言いつつヘトヘトになりながら食材ゲットし帰ってきた3人。

もう体力なんか限界超えて蜃気楼とか見えてる。

キャンプ地まで残り15キロ!

最後の交差点に差し掛かったその時!!

俺らが曲がるキャンプ場方面と逆の位置にデカイ看板がある。

ど〜〜〜〜〜みてもスーパーっぽい・・・・。こ、こんな近くに・・・・。

 

しげ「あ、あ、おいえの。」

えの「・・・・・・・。」

miya「・・・・・・・。」

 

(み、見えたんだ・・・・コイツらにも見えたんだ・・・アレが・・・。)

 

しげ「なぁ、えの・・・・」

えの「言うなぁっ!絶対言っちゃダメッ!(半泣)

しげ「あ、うん・・・・。」

 

しんみりしながら交差点を曲がりエンデューロ突入。

買出し隊の苦労って・・・・・。いや、ダメだ!ココでも言っちゃダメなんだっ!