2004/09/18 山形でアマゾン三昧だよ!Grenadiers!
前日雨が上がったのを確認し寝たがその数時間後すさまじい暴風雨で目を覚ます!
かげ:「!!!!」
しげちゃん:「Zzzzzz・・・・」
かげ:「しげちゃん!山形!仕打ち!仕打ち!しげちゃん!仕打ち!」
しげちゃん:「!!」
かげ:「しげちゃん!うぅ・・仕打ち・・・山形・・・もう帰ろう・・・」
しげちゃん:「なんだよ。いきなり。おはようとかないのかよ!?」
かげ:「それどこじゃないよぉ、もう帰ろうよぉ」
昨日雨が止んだのをいいことにキャンプ道具は全て砂浜に出しっぱなしだ。
慌ててテント飛び出しキャンプ道具を桟橋の下に投げ込む。すると桟橋の下に上下逆さになったテントを発見。
前日、えの、ミヤ、けいすけは桟橋の下にテントを張っていたんだった。
かげ:「みんな!起きろ!もう帰ろう!もう帰ろう!」
えの:「けいすけ、今俺のテントどうなってんの?」
けいすけ:「え?わかんない。凄すぎてテントあけられないんだけど。」
ミヤ:「えののテントね、上下逆さになってる。」
荷物を片付けながら時折視界を横切る裸人がいる。
ヒロキだった・・・
ヨレヨレの白ブリーフ一枚だ・・・
そのうえ、しばらく片付けていたかと思うと突然海に飛び込むヒロキ。
まさに地獄絵図。
その惨劇をビデオに収めようと慌ててカメラを回そうとするが、テントの中にあったにもかかわらず水没。
決定的瞬間を保存することもできない・・・
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へらちょんぺヒロキ。
小奇麗なパンツをはこうとしているが、白ブリーフ一枚で駆けずり回っていた。 マナーも守る傾向にある。 |
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ビデオ故障。 テントの中にあったにもかかわらず壊れてしまった。 |
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キャンプ地から少し離れた公衆便所に避難。 このときすでに後発隊のノブとにっちゃんはキャンプ装備満載でこちらへ向かっていた。 先発隊はすでにキャンプ装備がすべてずぶ濡れで今日はキャンプできない、したくない。 |
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うなだれる先発隊 残された道は、後発隊をここで待つか、合流地点を新たに設定しそこで落ち合うか。 どちらにせよこの場に居てもキャンプはできないし、しかも明日一日でここから帰る事はとても大変だ。 どうするか決めるにしても後発隊の二人の意思を無視して決めるわけにもいかないので月山まで戻り合流することにした。 |
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続く土砂降り・・・ あきらめて濡れながらでも荷物を搭載する。 ヒロキ:「捨てようと思ったパンツ、なんかここで一緒に泳いだんだなぁと思ったら思い出になったから捨てれなくなった。」 ヒロキの白ブリーフの思い出。お持ち帰り。 |
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釣堀 釣堀って書いてあるけど、海だよなぁ・・・ まぁ被災者の俺たちにはあまり関係ない。 |
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この土砂降り 写真で見てもこの土砂降り加減。 風も凄かった。 しげちゃん:「俺が中に居るのにテントがフワッて来たもの。どういうことだよ!?」 |
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仕方なく便所で煮炊き 衛生のかけらも無い。 でもここの便所はきれいだったのでまだ救われた。 何やってんだろう・・・俺たち・・・・ |
山形の仕打ちはまだまだ続く。
後発隊のノリノリキャンプモードを何とかしなければ、今日また再びキャンプすることになってしまう可能性があるので早めに伝えとこう。
今日はキャンプできません・・・・て。
ヒロキ:「あ、ノブ、あのね、こっち凄い土砂降りで全部水浸しになっちゃったんだよ。」
ノブ:「え!?うそ?こっち晴れてるよ?もうだいぶ来たけど。」
ヒロキ:「でも、こっち来ちゃうと雨だからどっか途中で合流しようって事になったんだけど。」
ノブ:「あ、そう。それでもいいよ。どこに何時?」
ヒロキ:「それなんだけど、月山に道の駅があるからそこで。」
にっちゃん:「で、何時よ?」
かげ:「俺のニンジャの鍵が無くなってしまったんですよ。」
にっちゃん:「へぇ。だから?何回目だよ?当然スペア持ってきてるんだろ?平気じゃん?」
かげ:「当然の使い方が逆だな。当然スペアなんか持ってないんだよ。いつもの事だろ。」
にっちゃん:「まぁ、じゃぁ探しなよ。月山で落ち合うべ。」
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雨止む。 だがしかし暴風は止まず。 後発隊に連絡し、12時ごろ月山で合流することになった。 するとかげのニンジャのキー紛失が発覚。 |
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無駄に買った炭、焼き鳥 ヒロキが楽しみにしてた肉も全てこのゴミ袋の中だ。 全部破棄することになった。 泣くヒロキ。 |
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ツーリング用バイクパックが泣いている せっかくのツーリングに新調したバッグもこれでは浮かばれない。 でも一番積載できるのが、えのだったのでゴミ担当。 かなしいな。こんなツーリング。 |
影ニンジャの鍵を全員で捜索。影ニンジャのラジエターの上で発見。
便所の中で作ったカップラーメンをすすり、山形の隙を突き雨が上がったと同時に月山へ出発。
しかし、あの公衆便所にビデオのバッテリーを忘れてきた。
だが引き返せばいつまたあの暴風雨が襲ってくるかもしれない。
あきらめて月山へ先を急ぐ事にした。
思えばあのバッテリーは、ついこないだ買い換えたばかりだった。
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行く先々で暗雲がどよどよと押し寄せる。
少しでも休憩しようものならあっという間に土砂降りになりかねない。 |
月山へ到着。後発隊と合流。
月山へ着くと天気は持ち直し快晴。
やっと、観光できるポイント、寒河江ダムに到着する。
10分ほどすると後発隊が到着。相変わらずこういうときは信じられないタイミングで合流できる。
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月山湖到着。
ここで後発隊と合流予定。 |
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寒河江ダム ロックフィルダムってことで、石やら岩やらを積み上げて作られてるらしい。 |
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これぞロックフィル 石やら岩やらでうず高い。 手前に有るのはミヤGSF。 ダムに負けず荷物がうず高い。 |
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月山湖大噴水。 こんな感じに吹き上がる。 |
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調子に乗ってどんどん出す。 どんどん高くなっていく。 こういう動画で撮るべき物は撮る事を忘れてたりする。 |
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月山湖 ここの道の駅に観光案内がありそこで今日8人泊まれる宿を探してもらった。 ここでも山形の仕打ちを恐れた。 もしかして、宿空いてないのでは・・・ 俺たちは今、その要素を十二分に持っている。 がギリギリ1件だけ残っていた。 |
適当に選んだ行き先が山形だった為にこんな楽しくない思いをしなければならない羽目になった。
いったい何人がアマゾン何とかに、いや山形に行きたかっただろうか?
これなら晴れてる場所に行ったほうが断然楽しかったに違いない。
後悔先に立たずで、宿へ向かう。
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宿到着。 後発隊にっちゃん。 合流し宿にも着いたがまだまだ気は抜けない。 いつまた山形の仕打ちがくるかわからない。 |
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宿で食事。 ちょっと食事が良かった。 ヒロキ喜びオカワリ4杯。 語呂が良いので即採用。 |
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お酒がなくなったころ就寝 まず、えのとヒロキが落ち、続いてしげちゃん、 にっちゃんの目がすわりかけた頃満場一致で消燈。 |
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ヒロキ→ドライもん あまりに凶悪な音量を発するため、えのにたたき起こされる。 えの:「お前はイビキがうるせぇから押入れに入れっ!」 ヒロキ:「はい・・・」 隣りの部屋で会話が出来ないほどの音量だった。 |
残すは、最終日。
いままでの仕打ちを吹き飛ばすだけガッツリ楽しまなければツーリング来た意味なし。